About the project

2016/(ニーゼロイチロク プロジェクト/ twenty sixteen project)とは?

2016/」は佐賀県とオランダのコラボレーションによるプロジェクトです。かつてオランダは多くの有田焼をヨーロッパへ輸入しており、この長い時間をかけて築いた日本とオランダの特別な関係は有田焼を再興するための大切なインスピレーションとなっています。
2016/」プロジェクトのクリエイティブディレクターを務める柳原照弘とショルテン&バーイングスは、佐賀県にある16の窯元・商社と、16組の国際的に活躍するデザイナーたちとプロジェクトを立ち上げ、そのディレクションを行っています。このプロジェクトの鍵は世界水準のデザイナーの着想や経験値と有田の伝統的な職人技術が一体化すること。国際的に活躍するデザイナーが意図的に持ち込む新鮮な視点により、現代の使い手にも有田焼を提案します。
柳原照弘とショルテン&バーイングスが中心となり、デザイナーと窯元・商社とが一体となり、商品開発を行っています。コレクションの全貌は有田焼創業400 年記念の年である2016年春に発表されました。

 

1616 / arita japanの成功
2016/」プロジェクトは有田焼きのブランドである1616 / arita japanの成功を受けて始まりました。1616 / arita japanのクリエイティブディレクターである柳原照弘は、陶磁器の可能性を試みた新しい素材を用いながらも、多様な食生活に対応する「スタンダード」のデザインを担当し、ショルテン&バーイングスが「カラーポーセリン」と呼ばれる日本の伝統色を再解釈したシリーズを生み出しました。百田陶園から発表されたコレクションは2012年のミラノで発表され、瞬く間に国際的に評価されるブランドとなりました。「2016/」プロジェクトはその勢いを引き継いだ、より野心的なプロジェクトです。存続が危ぶまれる有田の磁器産業が十分に再興すること、重要な技術を継承していくことを目指します。このような革新のモデルによって地域の企業を元気付け、日本の産業を再興したいと考えています。

 

新しいプロダクト
2016/」は「スタンダード 」と「エディション」という2つのシリーズがあります。「スタンダードシリーズ」は有田焼を世界の新しい市場に広げることを目指した、使いやすく機能的な磁器で、効率的かつ経済的な手法で制作される低価格帯の製品です。「エディション シリーズ」は熟練の技術と工程による最上級の有田焼として、何世紀にも及ぶ技法の重厚なクオリティを称賛し、収集に値するデザインコレクションです。
有田の伝統と革新的なデザインを融合させ、広く世界にアピールしていきます。