Hataman Touen & Leon Ransmeier
ランスマイヤーは、日本の磁器は触り心地が良いという、当然のことかもしれないことをリサーチの中でより深く理解しました。触りたくなる形に注意しつつ、心地よさと機能の関係を反映させるための技術のアイデアも導入したいとランスマイヤーは考えてました。 道具とは、繰り返し強い力や動きで使われるもののため、持ちやすいデザインが必要です。ランスマイヤーの2016/コレクションの取っ手は、ノコギリやカンナの文脈から生まれたものです。
コーヒーのポットの取っ手は注ぎやすい角度に設定されています。ティーポット、花瓶、コップは、手によくフィットするためにボリュームのある取っ手にしました。本体に接着した取っ手と注ぎ口は圧力鋳込みの技術をうまく使っています。
表面には釉薬をかけず、土に直接触れているような柔らかい触り心地を楽しめるようになっています。釉薬をかけていなくても、高度なガラス質の天草陶土を使っているので、仕上がりがガラスのようで表面は汚れにくくなっています。ランスマイヤーは畑萬陶苑と共にコレクションの開発しました。