Kouemon & Pauline Deltour

有田特有の製造技術が、ポーリーン・デルトゥアのコレクションにインスピレーションを与えました。幸右エ門窯は、底は厚く、上部は薄いエッジという厚みの異なる器を量産できます。このプロセスはとても高い技術と、長時間の焼成、特別な土を必要とし、試してみてもたいていはひびがはいったり壊れたりしてしまいます。

伝統的な日本のボウルには、ほぼすべてに高台がついています。この要素をコレクションに残すことで、個性だけでなく、見た目の一貫性や安定性をコレクションにもたらしています。

 

デルトゥアは、自身のコレクションのために、形とプロポーション、容量と扱い方における適切なバランスを探ろうと、アジアとヨーロッパの日々の生活で使われるカップやお皿の類型論を学びました。ダークブルー、煉瓦色、青磁など伝統的な日本の磁器から見つけた釉薬の色が、デルトゥアによって新鮮な方法で用いられています。