Photo by Kenta Hasegawa

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有田町は佐賀県の西部に位置し、美しい景観を誇る田園地帯や黒髪連山など変化に富む豊かな自然に恵まれた温暖な気候の地域です。北は伊万里市、東は武雄市に接し、県境を挟んで、西は長崎県佐世保市、南は長崎県波佐見町に接しています。また、有田川が南北に流れて伊万里湾に注ぎ、その東西には国見連山と黒髪連山が連なっています。面積は65.85平方キロメートルで、平成29年11月1日の人口は20,385人、世帯数は7,852世帯です。

1616年に朝鮮人陶工李参平らによって泉山に陶石が発見され、日本で初めて磁器が製造された地域です。以来、佐賀藩のもとで磁器生産が本格化し、谷あいに「有田千軒」と呼ばれる町並みが形成され、繁栄を極めました。この町並みは現在も歴史的価値の高い建物が数多く残っており、1991年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。一方、有田町の西部は「棚田」という特徴的な景観を持つ稲作地であり、県下有数の畜産地でもあります。陶磁器と農業の二つの産業がある有田町は、伝統と歴史、豊かな風土に恵まれた地域です。

クリエイターの滞在する町内には、陶土製造職人、型製造職人、生地製造職人、転写紙製造職人、窯元、商社など全ての工程に関わるプロフェッショナルが点在しています。産地内での窯元は現在で大小合わせても150件、また商社は100件ほどあり、人口約2万人という小さな町に企画から製造、販売が可能な土台が備わっている地域です。また、陶磁器について専門に教育する機関もあます。主に窯業に関する技術習得をするための研修(窯業人材育成事業)を実施している佐賀県窯業技術センターと創造的な陶磁器研究やデザイン教育の場としての佐賀大学の有田キャンパスが併設して有ります。毎学期オランダのアイントーホヘンデザインアカデミーやドイツのハレ芸術デザイン大学からの学生を交換留学として受けいれています。そして、レジデンスの拠点となる佐賀県窯業技術センターは、陶磁器の各分野に特化した研究員が在籍し窯元や地元事業者の技術支援、また企業と共同して技術や製品の開発を行うなど、セラミックの分野の様々な研究と支援を行っています。2016年からレジデンスの拠点としての役割を担い、制作活動場所の提供、アーティストやデザイナーへの技術支援、アドバイスを行っています。

このように、有田にはさまざまな機関が重層的に点在しています。レジデンスのクリエイター達は、窯業技術センターを制作の拠点にしつつ、町内に点在する窯元を始め様々な機関、施設を行き来しながら創作活動をすることができます。

窯業技術センターについてはworkspaceをご参照ください。

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