ヨーカ・ラエス

  • Born: 1983
  • Country: Belgium
  • Discipline: 視覚芸術
  • Website: www.jokeraes.org

ラエスはデザイナーやパフォーマーとして数年間劇場で働いていましたが、紅海での水中展示、ペルーアマゾンでの先住民とのレジデンスに続いて、徐々に視覚芸術(ヴィジュアルアート)の分野で作品を確立させてきました。 ゲントのHigher Institute of Fine Arts(HISK)賞受賞者として、ベルギーや海外で精力的にに出展し活動しています。 2017年、RaesはEeklo(ベルギー)のAlma総合病院のために、初の巨大パブリックアートを実現し、病院には 2つのテキスタイル バナー(それぞれ6×16メートル)がアトリウムに飾られています。

Project in Arita

  • Period of Residency : February - March

ヨーク・ラエスは、日本に到着する前から彼女の想像上の散歩に関連する作品を発展させてきました。彼女自身の内面 に存在する庭 “ガーデン” を観察することから始まり、彼女は日本の原風景が残る有田の豊かで深い自然に足を踏み入れ ます。その後、地図を描くかのように石膏板を彫刻することによって架空の散歩を体現しました。石膏板に磁器粘土を 押し当てて地図を描いたところ、9 つの” スーベニア” 土産(磁器板)を生み出しました。 一方、有田でのレジデンスの前にオランダの EKWC(ヨーロッパセラミックセンター)にてレジデンスを行い、磁器マ スクを発展し始めました。マスクは人間の個々のアイデンティティとは?という疑問から発展しています。ラエスはい くつかの粘土を試した後、驚くべき有機的な形を創り出しました。有機的な特徴と過色された陶土とクリスタル(結晶) の釉薬は焼成前には予測のできない性質が組み合わさってできています。作品の色は、人間に存在する異なる” ムード” を表しています。ラエスはまた、型製作、釉薬開発、伝統的な絵画に特化したそれぞれの地元の職人と共に食器も制作。 それらは、作家自身が社会的行為による人間の道具として機能あるものを作ることが目的でした。お茶を飲むために集 まる人々、集められた各カップも人間の細胞が集まって体を作る様に組み合わされ一つの形にまとまります。彼女は、 有田の伝統的な塗装技法、「すみはじき」と呼ばれるいくつ技法を使用しました。これは、線を描くために使用されるイ ンク(木炭)が窯で焼かれることによってその部分の磁器の下地が残って模様となるという技法です。

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