ルタ・ブクテ

ルタ・ブクテはリトアニアのヴィリニュス芸術アカデミーとオランダのヘリット・リートフェルト・アカデミーを卒業し、2015年にオランダ名門のライクス・アカデミーでレジデンシーに参加しました。インスタレーション、彫刻、ダンス、ビデオなど様々な分野で活動し、特にパフォーマンスアートに力を注いできました。
ブクテ氏が手がけている各オブジェには役割があり、組み合わせるとインスタレーション作品になります。オブジェが踊っているように絶妙の距離感を保ち、展示空間を埋め尽くします。オブジェの一つずつはユニークで注目浴びるように見えますが、作品のアイデンティティは明確していなくて、素材、重量、ボリュームや質感でしか枠に入りません。
ブクテ氏は自分の作品の解釈を求めているからかもしれないですが、すでに作品と素材の意味を探っています。素材の源を探ると表現する工程が作品に現れ、その素材の意味が明確であるような明確でないような、見る人がゲームに引き込まれるようになります。石膏や陶磁器などの重い素材を頻繁に利用している代わりに、彼女の作品が非常に軽く感じます。置かれる場所によって作品の見た目が変わり、他の素材が入り込むような、そして素材が出て行くようなイメージが湧く作品が多く、インスタレーションには始まりと終わりがありません。それがブクテの作品の最強な特徴です。

Project in Arita

  • Title : Bow Clap Bow
  • Period of Residency : June - August
  • Sponsor : Mondriaan Fund

本作品 Bow Clap Bow ( 一礼 一拍 一礼)は、日本の十二単から着想を得て、陶板を制作しました。日本の伝統色、形、柄を着物や日本のテキスタイルをリサーチし表現しています。陶板は、型に液体にした粘土を流しこむ泥しょう鋳込みの方法でマーブルの模様を出しています。

”型” に流しこむ際、型という枠の制限のある環境で泥しょうが作家のコントロールの効かない域で模様が作られる状態についても表しています。模様がどこまで意識、無意識的に作られいるのか。意識と無意識の境界線に着目しています。旧有田窯業大学の茶道教室の生徒の協力により振り付け、パフォーマンスを行い映像も制作しました。完成品はヨーロッパ各地のギャラリーでパフォーマンスとともに展示されアートフェアで展示されています。

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