シャハール・リヴネ

シャハール・リヴネ(1989年、イスラエル)は、オランダのアイントホーフェンに拠点を置く受賞歴のあるコンセプチュアルな素材デザイナーです。2017年にデザインアカデミー・アイントホーフェンを卒業しました。

リヴネの自然学、生物学、科学、哲学への生涯の好奇心は、デザイン・アカデミー・アイントホーフェンでの学位課程で、直感的な素材実験の仕事へと発展しました。シャハールの作品は、他訪問からアプローチを仕掛ける研究方法を利用し、コンセプチュアルな物質研究に焦点を当てています。素材を中心としたオブジェやインスタレーションを通して、ユニークな物語に命を吹き込んでいます。

リヴネのプロジェクトの中には、血液、人工化石、結晶化など、得体の知れない素材を扱うものもあります。彼女のプロジェクトの出発点は、過去、現在、未来における場所、文化、資源の物語であることが多いです。現在、国際的に作品を発表すると同時に、自律したデザイナー、キュレーター、教育者、さまざまな企業や研究機関とコラボし、新たな研究プロジェクトを立ち上げています。過去には、ファションブランドであるバレンシアガやニューヨークのスミソニアン・クーパー・ヒューイット・デザイン・ミュージアム、シューズブランドNat-2などとコラボした実績があります。

これまでに様々な国で作品を発表し、Dezeen AwardsのEmerging design studio of the year 2020など数々の賞を受賞しています。

Project in Arita

  • Title : 素材研究
  • Period of Residency : September - November
  • Sponsor : Stimulerings Fund

シャハール・リヴネは素材デザイナーとして、日本で初めて磁石が採掘された有田の泉山採石場でリサーチを開始します。粘土や鉄鉱の不純物の調査に加え、彼女は青白磁の伝統や使い方など、淡い青色の釉薬の背後にある科学についても調べる予定です。土と釉薬の歴史や地質学について、地元の学芸員や専門家に話を聞くことからスタートして、日本の美意識と西洋の持続可能な素材利用の両分野に配慮したデザインコンセプトを目指します。

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