ヤニス・ギカス

Yiannis Ghikas はギリシャのアテネ(1969)で生まれました。 デザインと並行してコンピュータサイエ ンスのバッ クグラウウンドを持つ彼は、潜在的な感情反応を探求しながら、デザインの最終目的 として機能性を採用し ています。 彼は、有形または無形のいずれかのニーズを満たすプロセスと してデザインを見ています。 彼の Monarchy(君主制)スツールは、RedDotデザイン賞(2009年)とドイ ツのデザイン賞(2016年)を受賞し ました。 フェルト(ベルギー)、オブジェクテン(ベルギー)、miniform(イタリア)、convex(ギリ シャ)、工業ガス博物館/アテネ、バイオサイエテック(英国)などの 企業で働いています。 彼の作品は国 際的に展示されています。

 

Project in Arita

  • Title : ----
  • Period of Residency : June - August
  • Collaborator : 株式会社 福珠窯
  • Sponsor : 自費

応募動機 :

熟練した職人と、陶器の長い伝統を持つ国や地域で働く環境は私の夢です。 高品質で作られた私 のアイデア やデザインを見たいと思っていますが、私は地元の文化の影響を受けてデザインした いと思っています。 最 近、私はほとんどデジタルで作業し、私は手を動かし、ものづくりをする 必要があると思っています。 磁器 のすべての面で働きたいです。 粘土の準備、模型製作、釉薬な ど私は、有田の陶器をとてもユニークなもの にし、この知識を私の個人的な実験を始める出発点として理解したいと思っています。 プロダクトデザイ ナーとして、もちろん最大の課題は、有田 をベースにした会社が作りたいと思っている商品をデザインする ことです。

滞在にあたり、地域との交流に関する考え方:
社会生活はギリシャでは非常に 重要です。 住宅は常に開いており、飲み物や食事を分かち合うた めの集まりは、社会生活(ソー シャルライフ)の中心、特に小規模なコミュニティの中心にあり ます。 私が有田に滞在している間 は、プロの関係から、物語や経験を共有したり、地元の料理法 や地元の生活様式を学び、地中海 の精神と文化や食事を通して何かを加えたいと思っています。
制作プラン: これまでの3Dで試して来た磁器のデザインの発展。

Interview

  • 株式会社 福珠窯
  • 代表取締役 福田雄介

2016年から始まったアーティストレジデンスの取り組みですが、2018年初めて参加させて頂きました。

レジデンスに関わってみて感じた事は、アーティスト個々で「やりたい事」「求めている技術」というものが違うので、いかに早くアーティストが実現したい事を汲み取ってあげて形にしてあげられるかが重要だと感じました。
三ヶ月という短い期間、言葉の壁を理由にコミュニケーションが取れず作品を形にすることができなかったという結果を避けるために、他の窯元との協力も仰ぎながら、なるべくアーティストに会う事でコミュニケーションを図ってきました。
その結果、お互いの意図する所も分かるようになり言葉の壁を超えて、アーティストの作品に対する熱意が技術的な難しさへのチャレンジをさせてくれたと思っています。

他の場所では形にできなかった事を「有田」で具現化する、それが有田らしさであり、有田だからこそできる技術であると考えます。

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