アンチェ・グンター
- Born: 1981
- Country: The Netherlands
- Discipline: Artist
- Website: www.aguenth.de
アンチェ・グンターはロッテルダムを拠点に活動するビジュアルアーティストです。
写真とビジュアルアートフリーアートをドイツのライプチヒにあるファインアートアカデミーで勉強、その後リサーチャーとしてオランダのマースクリヒト Jan van Eyck Academy大学院に行きました。英国のScience Gallery London, スイスのFotomuseum Winterthurや他の奨学金を多く得て活動しています。
グンターの芸術活動は理論を基本としてしかし物質的に根拠があり、非生物学知能とスーパーコンピューティング、ポストヒューマニズム、新自由主義社会に置ける技術開発やサイエンスフィクションといったテーマを扱っています。
元東ドイツのロストックと旧ソビエトのモスクワで育った彼女は医学、写真、軍事など彼女の育った背景を元に例えば、コンピューター、脳、アナロジー神経画像や認知プロセスの科学的表現、自己最適化のファンタジーやマインドコントロールなど研究しています。
Project in Arita
- Title : Brain Vase
- Period of Residency : June-August
- Sponsor : Mondriaan Fund
アーティストの脳をスキャンし、3D仮想現実プログラムを駆使し脳の表面のデータを可視化した。この再構築された脳のデータをモチーフに花瓶や照明ランプを制作した。完全に再現された脳の形と、左右で半分に分かれた脳とがある。それぞれの作品の表面には使われたデータのファイル名が釉薬として刻まれている。花瓶としても、ランプとしても使えるというコンセプトは脳がある意味で「容器」であること揶揄し、また脳内の電気信号を明かりとして描写している。これらの作品は現在、あらゆる形でパフォーマンスや講義などに組み込まれている。